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もう話したくない(I Don't Want To Talk About It)[私の好きな20世紀の唄たち] vol.60 [20世紀の歌Ⅱ]

I Don't Want To Talk About It (もう話したくない)
          written by Danny Whitten

ロッドに2003年に見出されこの曲をデュエットしてスターダムに上ったという
Amy Belle。
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私がこの歌を初めて聴いたのは、77年に出たリタ・クーリッジのアルバムであった。
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その後でロッド・スチュアートの75年のアルバムに入っていたのを聴いたのかな。そのあたりの記憶は定かでないが、今回改めて調べてみると、作者のダニー・ウィッテンはニール・ヤングのバックバンドでもある "CRAZY HORSE" の初期のメンバーだったらしく、71年にこの歌の入ったアルバムが出されている。
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多くのシンガーによってカヴァーされているこの歌の作者だから、さぞかし印税もたくさん入っているだろうなどと下卑たことを考えながら調べていると、ダニーは43年生まれで、72年に29歳で亡くなったらしい。死因はヘロイン中毒。有能なミュージシャンが奇しくも27歳で亡くなるという「27クラブ(The 27 Club)」については、映画『AMY エイミー』の感想の中でも触れたが、彼もその一員になってもいいくらいの才能を持っていた人だったようだ。ニール・ヤングも彼を惜しむ言葉を述べている。生きていたらどんなに多くの佳曲を書いていただろう、とその早すぎる死が惜しまれる。
Danny & Neil
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曲の内容は、愛する人と破局を迎える時にあたって、「もう何もそのことについて話したくない」という気持ちと、「どんなにか君を愛していたのに愛を失って傷ついている」ことを訴えたいという、アンビバレントな気持ちを歌ったものである。シンプルな歌詞であるが、逆にそうだからこそ美しいメロディとあいまって、多くの人の心を打つのかもしれない。ロッドのコンサートではリフレインを観客が大合唱する様子が見られる。一方ダニーの youtube を見ると「ロッドには歌って欲しくなかった。」というコメントもあって面白い。ロッドはモテ男だからね。
Rod & Amy
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余談だが、この曲をブルーグラスにアレンジして、80年ごろ自分のバンドで歌っていた(今でも歌っているが)。その頃は他ジャンルの曲をブルーグラスにアレンジして歌うのをよしとする観念にとらわれていたこともあって(先輩バンド "Bluegrass 45" の影響?)、他にも何曲かそういうアレンジを試みていた。当時の宝塚フェスでの音源があったので紹介しておく。

ミスもあるのはフェスでの一回きりの演奏なので仕方がないがご容赦を。声は明らかに若いなあ。ずっと演奏していたので、この曲というとブルーグラス・ヴァージョンしか考えられなくなっていたが、また原曲に立ち返って歌ってみようかな、と思う今日この頃である。

最後に主だったミュージシャンのレコーディングを参考までに時系列的に並べておく。

1971 "Crazy Horse" Crazy Horse
1974 "Some Days You Eat the Bear" Ian Matthews
1975 "Atlantic Crossing" Rod Stewart
1977 "Anytime...Anywhere" Rita Coolidge
2009 "Lost In The Shortcut" Amy Belle

youtube は以下のものを
Danny Whitten - I Don't Want to Talk About It
https://www.youtube.com/watch?v=wISNCbuLm5Q
Rod Stewart I Don't Want To Talk About It
https://www.youtube.com/watch?v=MjxL3U2mCyg
Rita Coolidge I Don't Want To Talk About It
https://www.youtube.com/watch?v=DtnW4_kMcPc
Amy Belle I Don't Want To Talk About It
https://www.youtube.com/watch?v=owXb8Pqc0tE


もう話したくない(大意。原詩は検索してみてください。)

君の目を見ればわかるさ 
君が今までずっと泣き続けていたんだってことは
空に輝く星たちも君にはなんの意味もないさ 
星たちは君の心を映す鏡にすぎないから

**
そのことについてはもう話したくないんだ 
どれだけ君が僕の心をズタズタにしたかってことは
僕がもう少しだけここに残っていられるのなら
僕が残っていられたら この心の叫びを聞いてほしい
僕の心の声を

僕が独りぼっちになって立ちすくんでいたら
影は僕の様々な心の色を隠してくれるだろうか
青は涙の色を、黒は夜の畏れの色を…
空に輝く星たちも君にはなんの意味もないさ 
星たちは君の心を映す鏡にすぎないから

**
そのことについてはもう話したくないんだ 
どれだけ君が僕の心を傷つけてしまったのかってことは
僕がもう少しだけここに残っていられるのなら
僕が残っていられたら この心の叫びを聞いてほしい
僕の心の声を…


Crazy Horse


Atlantic Crossing


Anytime Anywhere & Love Me Again


Lost in the Shortcut


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