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映画『超高速!参勤交代 リターンズ』@109シネマズHAT神戸 [映画]

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去年『超高速!参勤交代』を観たときに、続編が今年の2月に公開される予定とあったので、時々チェックしていたのだがなかなか出てこなかった。9月になってやっと公開されたので観に行って来た。
今回はロケができたといういわき市の海岸。
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続編の撮影が遅れたのには様々な理由が考えられるだろうが、何より大きな理由は、前作で物語の背景や磐城湯長谷藩の実情、道中の危難を切り抜けるアイディアなどを描きつくしたので、新たな展開の中で更に新鮮味を出すのが難しかったからではないか、と思われる。原作は『超高速!参勤交代 老中の逆襲』で15年9月に刊行されている。また文庫版は『超高速!参勤交代 リターンズ』として16年6月に刊行されている。読んでないのでよく分からないが、どちらにも「江戸城天守を再建せよ!」という荒唐無稽な命が下されたことになっているが、映画ではそれがない。この辺りを作り変える作業をしたのが半年遅れた原因なのかもしれない。参勤交代の「参勤」が江戸へ出府すること、「交代」が帰藩することなので、続編があって首尾一貫するということなのだろうが。
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さて前回、1万5000石の磐城湯長谷藩に難題を押し付け、藩を改易しようとしていた老中は、その陰謀が発覚して老中の座を追われ蟄居していたのだが、今回は将軍吉宗の日光東照宮参拝の恩赦により復職できたにもかかわらず、反省するどころか湯長谷藩への復讐と更なる野望の実現のために陰謀をめぐらす…、という設定である。ゆったりと藩に帰る旅をしていた藩主内藤政醇のもとに、領内で一揆が起こったという知らせが届き、2日で藩に帰り、事態を収拾しないと藩が「お取潰し」になるというので、前回以上に知恵を働かせて帰藩しようとする。
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前回は5日だったから展開は更にスピードアップし、殺陣のシーンも増えていて見ごたえがあるが、やはり若干ネタ切れの感が否めないのは自分だけだろうか。しかし今回新たな登場人物として大岡越前守こと大岡忠相や第7代尾張藩主徳川宗春とそれに仕える尾張柳生の忍びたちも出てきて、それはそれで見どころも多い。宗春は吉宗の「享保の改革」の倹約令に反して奢侈を否定せず尾張藩を活性化した人物とも言われているので、吉宗と対立する要素は確かにあるようだ。
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ともあれ、前回より更にパワーアップした殺陣やギャグ、前回を知っていると分かるユーモアが満載のエンターテインメントではある。藩士の妻子は城内に幽閉されているのに、藩士たちはどうなっていたのかはわからずで、最後は「七人の侍」よろしく老中軍一万二千人と戦うことになるなど、細部には辻褄の合わないところも散見するが、まあいいか、と思いつつ観終わったことだよ。
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超高速!参勤交代 リターンズ (講談社文庫)


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