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0813 " Funky Mojo Orch." @ Yellow Ribbon (苦楽園) [ライブ鑑賞]

立秋の雲。
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お盆の13日、友人の知り合いが出演するというので、苦楽園の "Yellow Ribbon" に行ってきました。いつもなら海外の?実家にお盆で帰省しているので、ちょっと変な感じ。この夜のバンドはブルースソウルをやる " Funky Mojo Orch." という五人編成のバンドでした。
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お盆の日曜日だからお客さんはどうかな、と思っていたら、結構満員でびっくりしましたが、メンバーの小中時代の同級生とかが何人もいらしていて、他にもメンバーのご家族とかが多かったようでした。ああ、阪神間の出身の人はお盆に阪神に帰ってくるから、その時同窓会をやったりするんだ、と考えたら当り前のことに気づいて苦笑しきりでした。
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こういうジャンルのライブを観るのはめったにないことですが、時々はジャンルの異なる音楽を聴くのもいいな、というのが鑑賞後に思ったことでした。ただ、小さなライブハウスの割には音量が大きく、そこだけは慣れないなあと思いました。もっと大きな箱ならあれくらいの音量でもいいように思うけど。皆さんお上手なので爆音でごまかす必要もないのになあ、お店のスタッフが爆音好きだったからかな。
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1部はソウル、2部はブルースという構成で演奏されましたが、自分的にはブルースの方が心に響くものがあったかな。ボーカル&ハープのジューベイさんが、「このギターいいでしょ」と何度も言っていて、「身内に褒められるのは…」と照れていたギターのテッシーさんのプレイがやはり圧巻で、クラプトンのような華麗でエモーショナルなギタープレイにしびれました。もちろんジューベイさんのソウルフルなボーカルとブルースハープや、数年前まで東京で数々のバンドのベーシストだったというチャリケンさんのステディなベースなど皆さん素晴らしかったです。このバンド結成一年らしく、今回が初のワンマン・ライブだったらしい。ひょっとしてこれから注目のバンドになるかもしれないね。
youtube に去年の年末のライブがあがっていたので。
The Funky Mojo Orchestra
https://www.youtube.com/watch?v=56ulO-4R8Hg

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アコースティックでしかもトリオで演ったりしていると、どうしてもおとなし目の演奏になってしまいがちなので、今度演る時はもっとシャウトしてみよう、と店を後にしながら思ったことだよ。
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もう話したくない(I Don't Want To Talk About It)[私の好きな20世紀の唄たち] vol.60 [20世紀の歌Ⅱ]

I Don't Want To Talk About It (もう話したくない)
          written by Danny Whitten

ロッドに2003年に見出されこの曲をデュエットしてスターダムに上ったという
Amy Belle。
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私がこの歌を初めて聴いたのは、77年に出たリタ・クーリッジのアルバムであった。
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その後でロッド・スチュアートの75年のアルバムに入っていたのを聴いたのかな。そのあたりの記憶は定かでないが、今回改めて調べてみると、作者のダニー・ウィッテンはニール・ヤングのバックバンドでもある "CRAZY HORSE" の初期のメンバーだったらしく、71年にこの歌の入ったアルバムが出されている。
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多くのシンガーによってカヴァーされているこの歌の作者だから、さぞかし印税もたくさん入っているだろうなどと下卑たことを考えながら調べていると、ダニーは43年生まれで、72年に29歳で亡くなったらしい。死因はヘロイン中毒。有能なミュージシャンが奇しくも27歳で亡くなるという「27クラブ(The 27 Club)」については、映画AMY エイミー』の感想の中でも触れたが、彼もその一員になってもいいくらいの才能を持っていた人だったようだ。ニール・ヤングも彼を惜しむ言葉を述べている。生きていたらどんなに多くの佳曲を書いていただろう、とその早すぎる死が惜しまれる。
Danny & Neil
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曲の内容は、愛する人と破局を迎える時にあたって、「もう何もそのことについて話したくない」という気持ちと、「どんなにか君を愛していたのに愛を失って傷ついている」ことを訴えたいという、アンビバレントな気持ちを歌ったものである。シンプルな歌詞であるが、逆にそうだからこそ美しいメロディとあいまって、多くの人の心を打つのかもしれない。ロッドのコンサートではリフレインを観客が大合唱する様子が見られる。一方ダニーの youtube を見ると「ロッドには歌って欲しくなかった。」というコメントもあって面白い。ロッドはモテ男だからね。
Rod & Amy
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余談だが、この曲をブルーグラスにアレンジして、80年ごろ自分のバンドで歌っていた(今でも歌っているが)。その頃は他ジャンルの曲をブルーグラスにアレンジして歌うのをよしとする観念にとらわれていたこともあって(先輩バンド "Bluegrass 45" の影響?)、他にも何曲かそういうアレンジを試みていた。当時の宝塚フェスでの音源があったので紹介しておく。

ミスもあるのはフェスでの一回きりの演奏なので仕方がないがご容赦を。声は明らかに若いなあ。ずっと演奏していたので、この曲というとブルーグラス・ヴァージョンしか考えられなくなっていたが、また原曲に立ち返って歌ってみようかな、と思う今日この頃である。

最後に主だったミュージシャンのレコーディングを参考までに時系列的に並べておく。

1971 "Crazy Horse" Crazy Horse
1974 "Some Days You Eat the Bear" Ian Matthews
1975 "Atlantic Crossing" Rod Stewart
1977 "Anytime...Anywhere" Rita Coolidge
2009 "Lost In The Shortcut" Amy Belle

youtube は以下のものを
Danny Whitten - I Don't Want to Talk About It
https://www.youtube.com/watch?v=wISNCbuLm5Q
Rod Stewart I Don't Want To Talk About It
https://www.youtube.com/watch?v=MjxL3U2mCyg
Rita Coolidge I Don't Want To Talk About It
https://www.youtube.com/watch?v=DtnW4_kMcPc
Amy Belle I Don't Want To Talk About It
https://www.youtube.com/watch?v=owXb8Pqc0tE


もう話したくない(大意。原詩は検索してみてください。)

君の目を見ればわかるさ 
君が今までずっと泣き続けていたんだってことは
空に輝く星たちも君にはなんの意味もないさ 
星たちは君の心を映す鏡にすぎないから

**
そのことについてはもう話したくないんだ 
どれだけ君が僕の心をズタズタにしたかってことは
僕がもう少しだけここに残っていられるのなら
僕が残っていられたら この心の叫びを聞いてほしい
僕の心の声を

僕が独りぼっちになって立ちすくんでいたら
影は僕の様々な心の色を隠してくれるだろうか
青は涙の色を、黒は夜の畏れの色を…
空に輝く星たちも君にはなんの意味もないさ 
星たちは君の心を映す鏡にすぎないから

**
そのことについてはもう話したくないんだ 
どれだけ君が僕の心を傷つけてしまったのかってことは
僕がもう少しだけここに残っていられるのなら
僕が残っていられたら この心の叫びを聞いてほしい
僕の心の声を…


Crazy Horse


Atlantic Crossing


Anytime Anywhere & Love Me Again


Lost in the Shortcut


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0810「若狭路」vol.2(「龍双ヶ滝」@福井県~「天空の茶畑」@岐阜県) [旅日記]

「天空の茶園」。
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曇り空のためか前日の疲れからか、目覚めるとすでに8時。朝ドラを観てから宿を出る。空模様が怪しいのでいつ帰ることになるか分からないなあと思い、「天空の茶畑」は無理なら次回に回そうと考え、とりあえず福井県内で唯一「日本の滝百選」に選ばれている「龍双ヶ滝」に向かう。この滝は道路のすぐ傍にあるらしいので、雨が降っていても観られると思ったからだ。滝は曇天の方がいいという写真の師匠の言もあった。

遅れを取り戻すべく、不本意ながら高速を使い、鯖江ICで下りて東へ。R476や県道2を通って、最終的には県道34(狭い)を走ると、宝慶寺の手前にある。ナビによっては宝慶寺をナビるといいのかもしれない。今こうして地図を見ながら書いているが、実際こんなややこしいところに行くときは完全にナビ頼みであるのが若干悔しいなあ。10:05滝の駐車場に到着。それほど高度は高くないのに気温は23℃と低かった。曇天というのもあったか。
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滝への道は滑らないように敷石風の舗装が施されている。
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上の道路のカーブを曲がった先にいきなり滝が現れた。
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「龍双ヶ滝」は「部子川と稗田川の合流地点にあり、落差60mの岩肌をなだらかに流れ落ちる分岐瀑」である(wiki)。上部は狭いが岩肌に沿って広がり落ち、滝壺はなくて、そのまま川の流れに合流している。水が少ないと見栄えが落ちるようだが、この日は台風の影響で水が多く、下の石畳の部分は歩けなかった。名前は勇ましいが、優美でいつまでも前に佇んでいたくなる滝であった。うまく撮れなかったがいくつか写真を。
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滝の少し下流に「オウ穴群」といって、何百年も流れにさらされて出来た滑らかな穴状の岩のある滝があった(写真では分かりにくいかも)。
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11時に滝を後にして南に向かう。ややこしいところに入り込むと、行きはナビ任せでいいのだが、帰りはどう行けばいいのか迷ってしまう。とりあえずR8に出るべく走り出した。来る途中変わった花を見かけたので探しながら行くと、見つかった。
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ムクゲに似ているがよく見るものと違う。後で調べると半八重咲きのムクゲではないかと思われる。

雨がポツポツし出したので帰るかなとも思ったが、途中までは帰り道なので、岐阜の方に回ってみることにした。地道でナビるとR8~R365と行って関が原に出るコースが出たのでそれに従う。R365に入ったところに「マル金そば店」という蕎麦屋があったので入ってみたのが12時過ぎ。ほぼ満員だったが入ることは出来た。
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だが、なかなか出て来なくて食べ終わったのが1時過ぎ。おかげで「やすらぎの郷」を見損なったわい。頼んだなめこ蕎麦(温)は太目の麺でコシがあり、美味しかった。
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店を出て走り出したがこの遅れを取り戻さなくてはならない。天気も回復してきたので行く決心をし、今庄IC~木之本ICまで高速に乗り、再びR365に出て関が原に。あとは「岐阜県揖斐郡揖斐川町春日六合790-6」をナビって行った。標準の行き方はR417を北上~県道32を西にというものらしい。
「樫村」というバス停を右に。ここに標識がある。
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「上ヶ流(カミガレ)茶園」入り口。
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「日本(岐阜)のマチュピチュ」とも呼ばれるようになったこの「上ヶ流茶園」は宝治年間(1247年ごろ)から続く茶園だそうで「春日茶」として農薬不使用のお茶を代々栽培しているそうだ(お茶買うの忘れてた)。地元のボランティアによる手作り感満載の遊歩道や標識が素朴でいい感じ。
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もちろん全体を眺めるにはかなり坂道を登らなければならないけど、そうして見た風景はやはり味わいが深いように思われる。写真を並べてみる。
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「モネの池」といい海外の名所の名を借りて評判を呼ぼうというのは、昔からある日本人の悪しき癖とも思える(「東洋のナポリetc.)。名を借りたりしないで「天空の茶園」として過度な観光地化をして欲しくないなあ、というのが偽らざる感想であった。

夕方、R21まで下りて夕食を食べ、今回は彦根から湖岸道路~琵琶湖大橋(150円)~湖西道路を通り、R171で11時過ぎに帰ることができた。総走行距離640km。

参考
天空のお茶畑 ・上ヶ流茶園空撮



「天空の里 上ヶ流茶」HP


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0809「若狭路」vol.1(琵琶湖~三方五湖) [旅日記]

「梅丈岳」からの絶景。
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「岐阜のマチュピチュ」とも呼ばれる岐阜県の「上ケ流茶園」に行ってみたいと思っていたが、ここだけでは少々心もとない気がして、何かとセットにと考えていた。今回遠出するにあたって、琵琶湖の西岸を北上して敦賀に抜け、そこから東南の山を抜けて関が原~岐阜へというルートを考えた。

前日ホンキーのライブに乱入したので、朝寝してしまい、家を出たのは9時を過ぎていた。仕方なく名神で京都東まで行き、そこから湖西道路に出る。途中一車線になる所で渋滞があるのはいつものこと(二車線の工事中である)だが、高島からは快適な道である。
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「白髭神社」は今まで通り過ぎるだけだったが、この日はちょうどお昼ごろだったので、前から看板だけ見て通り過ぎていた「白髭そば」に入ってみた。「琵琶湖を眺めながら蕎麦が食べられる」とあるとおり、階段を上った所にお店はあった。
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十割そばをうたった店であり、蕎麦をうつ器械がおいてあったりするが、店内は広くお値段もやや高めで、「白髭神社」に来た観光客目当てのお店かなと少し思った。頼んだ「冷やし蕎麦」は白髪ネギや天かす・炊いた揚げなどがトッピングしてあり、ラー油や唐辛子の泡盛漬けなどをかけて頂くようになっていて、なかなか食べ応えがあった。
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昼食後すぐ隣の「白髭神社」に参拝する。「白髭神社」は「全国にある白鬚神社の総本社」とされ、「沖島を背景として琵琶湖畔に鳥居を浮かべることから、『近江の厳島』とも称されている」(wiki)ようだ。
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さて、「白髭神社」を後にして高島バイパス~湖北バイパスを北上し、R161を山越えすると意外と早く敦賀市に着いた。時間があったので西方20kmのところにある「三方五湖」に立ち寄ることにした。「三方五湖」は免許取り立ての頃行ったようなかすかな記憶がある。この日は台風のすぐ後だったので、川も増水していたが、一番手前の「三方湖」も水が濁っていた。
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一面の水草は「菱の実」で知られる「ヒシ」だそうだ。
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「水月湖」に向かう途中にあった「舟小屋」。この辺りは梅の産地で、昔は舟に梅を積んで湖を運搬したとのことだ。
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「水月湖」は水深34mと深いため、上部が淡水、下部が汽水の状態に分かれているらしい。
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詳しくは「福井県里山里湖研究所」のHPを参照のこと。

さて、三方五湖観光の白眉である「三方五湖レインボーライン」を走る。
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この日の14時まで台風のため通行止めだったようで、英語で言うと "Lucky" といえるかも(笑)。料金は1040円という中途半端さ。だが道の途中や「梅丈岳」の山頂から見える風景は変化に富み、その美しさは筆舌に尽くしがたいので、説明は省く(笑)。ただ写真を並べておくことにしよう。
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「梅丈岳」(標高400.2m)の頂上に上るのにケーブルカーとリフトがあり、どちらに乗ってもいいというのが面白かった。
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上の公園には古代の鐘などいろいろなモニュメントが展示してあった。
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恋人たちの聖地」にも認定されているらしく、鍵がいっぱいくくりつけてあり、「和合神社」という微妙な名の神社まであった。
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また、「五木の園」というモニュメントのボタンを押すと、五木ひろしの「ふるさと」が流れてびっくり。ここは若狭なんだな、と「ちりとてちん」が思い出されたことだよ(笑)。short movie で。

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5時頃宿に向かう。道中のいたるところに「原電」の標識があるのに驚いた。敦賀は原電に支えられている部分があるんだなと思った。原電がなくなると職を失う人も少なからず出るのだろうが、それを理由に存続させるのが正しいとも思われない。原電に頼らない地域づくりというのも、行政が担わなければならない方向性なのだろうな、とぼんやり思いながら車を走らせた。

この日のホテルはバイパス沿いにあったので近くにあまりお店がなく、ホテルの人に聞いて行ったのが「友食亭あいびす」という居酒屋さんだったが、今回も当たりだった。サワラのたたきとかグジの塩焼きなどをいただいた。田んぼの近くにあったのでたどり着くのにちょっと不安だったけど。
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S-Yairi のミニ・ギター [日々の雑感]

My New Guitar !!
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数日前、FBでマーチンのD28の中古をポチしてしまったという投稿を見て、すごいなあと思っていたが、土曜日の夜Ama*on で S-Yairi のセミ・アコースティックギターがタイムセールになっているのを見て思わずポチしてしまった(笑)。なるほど深夜のタイムセールは不思議な魔力があるなあ、と思ったことだよ。
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今使っている K-Yairi の DY-45 はよく響くギターで主にソロの時に愛用している。アンプにもつなげられるのだが、ボリュームつまみなどがないので、曲によって変えられないのが難だった。アコースティック以外弾いたことがないので、そんなんでいいかなと思っていたが、何しろタイムセールで -7000 円という魔力、総額5万を切るという安さに判断力が麻痺した。まあ、かなり小さいのでちょっとぶら下げてお店に行ったり、旅に携行するのもいいかな、と自分をだましたのであった。
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火曜日に到着とのことで、その日は家人が留守だったので、朝から佐川に電話して16-18 の配達をお願いした。16時に帰宅して待っていたが、18時を過ぎても来ない。電話でコチャゴチャやり取りした上、7時過ぎにやっと届いた。宅配便の受け取りも大変だなあ。この日に受け取りたかったのは翌日遠出しようと思っていたのと、この日の夜に神戸ホンキートンクで「寺本幸一&フレンズ」のライブに参入できるかなと思ったから。

梱包を解くと、取るものも取り敢えずホンキーへ。この日はギターとベースのみだったので早速弾かされてしまった。リードギターなんてとても弾けないが、知ってる曲知らない曲を適当に弾いてご迷惑をかけたが、参加者の皆さんにはこのギター(演奏じゃなく)いたく評判がよく、「これいいね、~ちゃんも買えば」との声が飛び交った。もちろん実際使って満足できるかは自己責任ですけどね、と申し上げたが。
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もう少しボリューム調整やトーン調整も練習して、ソロ演奏のときに使ってみようと思ったことだよ。取り敢えず「大人の夏休みの友」にはなりそうである。
チューナーまでついている。
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小説『蜜蜂と遠雷』(恩田陸)雑感 [読書]

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恩田陸の小説はずいぶん前に『光の帝国(常野物語 )』を読んで、その不思議な世界観に惹き込まれた覚えがある。また、2004年に本屋大賞を受賞した『夜のピクニック』を読んだくらいである。「夜ピク」は自分の高校にも似たような行事があったので読んだのだが、80kmを歩き通すだけというある意味地味な行事の中に様々なドラマが語られていて、その構想力・筆力に驚かされた。高校の愛称が「北高」だったのにも親近感を覚えたのかもしれない。

蜜蜂と遠雷』は二度目の本屋大賞と直木賞のダブル受賞ということで、読んでみようと思った。ピアノコンクールを描いた作品なので、門外漢にはとっつきにくいのかなとも思ったが、ピアノの楽曲に詳しくない人でも大丈夫ということなので。図書館には10冊ほどあったが全て貸し出し中だったので(350人の待ちだと後で知った)、ふと思いついて受賞作掲載の「オール読物3月号」を借りてみた。確かに載ってはいたが、「~抄」とあって、???と思って読んでいくと100頁までで終わっていた(笑)。やはり芥川賞のようにはいかないなあと思い知らされた。二週間経って待ちきれずBook off で買ってしまった。Book offでも人気作は結構な値段になるんだなと初めて知った。
初出の雑誌挿絵。
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前置きが長くなってしまったが、物語は「芳ヶ江国際ピアノコンクール」(「浜松国際ピアノコンクール」がモデルらしい)の初めから本選に至るまでの10数日を描いたものである。と書くとこれが小説になるのだろうか、と思ってしまうのだが、主に四人の才能あるピアニストに焦点を当て、彼らのコンクールに至るまでの生育歴や師匠・家族との関わりなどがフィードバックされ、重層的な物語となっていた。雑誌で100頁読んだ後、続きが読みたいのを我慢していたせいか、買った後は一気に読んでしまった。小説の中でも誰かが言っていたが、甲子園で一番面白いのは準々決勝だというのと同じく、二次予選ぐらいが一番面白かったように思われた。主人公達がコンクールの中で変化し、成長していくさまが読み取れるからだろう。
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曲が演奏される場面の描写もまた素晴らしかった。曲を知らなくても(知らないからこそ?)曲想が目の前によみがえってくるような気にさせられた。作者は言葉で音楽を演奏しているのだと思った。いくら取材を重ね、実際のコンクールを何度も聴いたとしても、ここまで再現性のある描写は出来まいと思って読んでいたが、調べてみると作者自身引越しの多かった幼少期の環境の中で「ピアノを習い、広く音楽を知る先生に学び」また大学では「ビッグバンドでアルト・サックスを演奏」(wiki)していたと知って、なるほどとうなずけるものがあった。そうした作者の体験・素養は作中の随所に反映されているように思われた。
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クラシック音楽について語れる何ほどのものも持ち合わせてはいないのだが、このようなコンクールにおいては特に、作曲者の意図を探り、それを忠実に再現しなくてはならないと考えられているようだ。そこから逸脱すると評価が下がったり、下手をすると失格になったりする。だが、音楽とは本来そういうものではないのではないか、という疑問がこの作品の基底に流れている。この世界、自然の中は様々な音(音楽。蜜蜂の羽音や遠雷の響きのような)に満ち満ちていて、古今の天才たちはたまたまそれを譜面に書き留めただけに過ぎない。後世の解釈によってがんじがらめになっているクラシック音楽の「音を外へ連れ出」さなくてはならないのではないか。

それを最も体現しているのが「蜜蜂王子」こと風間塵という自然児であり、彼に触発されて残りの3人も自分の殻を破っていく。もともとそのような資質があったからだろうが、彼らが身をよじるように自らの旧い殻を脱ぎ捨てていく過程はいじらしくも美しい。自分のような凡庸な人間にもいくつかは思い当たることもあって、読んでしまったらまたBook off にと思っていたが、もうしばらく手元に置いて、ところどころ読み返してみようかな、と思ったことだよ。
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小説に併せて音楽集CDも出ているが、youtube にも小説登場順のプレイリストが上げられているのが、この小説の人気を何よりも物語っているようだ。
youtube 蜜蜂と遠雷(本文登場順)



蜜蜂と遠雷


蜜蜂と遠雷 音楽集


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神戸ホンキートンク8月のスケジュールetc. [バンド]

8月の花「百日紅(サルスベリ)」。
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ヨットも夏らしいね。
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暑~い夏が続きますね。我が家では最近レンジでチンした梅干と蕎麦の実がブームで、これで酷暑を乗り切ろうとしています。こんなんで果たして乗り切れるのかは???ですが(笑)。まあいろいろ工夫することがボケ防止にもいいのではないかと考えて、あれこれトライしています。
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さて、今月の自分のライブですが、

8月24日(木)
HOBO & SADAO OHYA w/AKIRA YOSHIKAWA vol.6 @ アビリーン 
19:30 スタートです
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今回はマンドリンの名手、御大こと平井秀道君がゲストで参加してくれます。
彼とは同期生でロスト・シティ以来の付き合いです。「何曲か弾いてくれないか」と言うと、「行くんなら全曲弾かせてくれよ」との返答で大矢君とどんなバトル、いやアンサンブルが奏でられるか、と楽しみです。
例によって一人録音で今度やる予定の "SUMMER WAGES" を。適当にやったのでDのつもりが半音ぐらい下がってましたね(泣笑)。

前回のレポートはこちら

ABILENE
大阪市淀川区新高2-16-12
06-6399-5335(阪急神崎川駅から徒歩5分)
http://abileneishibashi.web.fc2.com/

自分のライブはこれだけです(笑)。あとは、暑い夏だし涼しいところでいろんな方とセッションしたりして充電かな(充電ばかりとの声あり)。

神戸ホンキートンク8月のスケジュールがFBにアップされたので転載します。

神戸ホンキートンク
神戸市中央区加納町2-2-2
Tel:078-241-2161
ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/mutsuko_2005_7_9_0423
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神戸ホンキートンク8月のスケジュール
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(クリックすると少し大きくなります)

また門戸厄神の「壱服庵」でも週末限定でライブをやっています。駅からも近いので是非。
壱服庵
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8月イヴェント予定
http://ippuku-an.at.webry.info/201707/article_1.html

それでは、今月もよろしくお願いいたします。

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「大暑」の夏あれこれ [日々の雑感]

「大暑」の「夕月」
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夏だ!海だ!!
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二十四節気 の「大暑」は7/23~8/6になるそうだ。この間「小暑の日々」を書いたのに、あっという間に日々は過ぎていく。先日和歌山と熊野を回ったとき脱水症状と思しき状態があった。暑い中歩き回ったせいだろうと思っていたが、家にいるときも時々そうなるので、この夏の暑さが半端ないからだと気付いた。家人に言わせると「水分の摂取が足りないからだ。一日2Lぐらい飲まないと。」と言われたので飲むようにしているが、ビールや酎ハイではやはりダメみたいである(笑)。

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外で飲んだので、その帰り道空を見上げると、三日月よりは少し細い月が出ているように見えた。写真に撮ってFBに上げると、「25日が三日月だった」とのコメントを頂いた。前日ならもっと細いはずで、自分の持っていた「三日月」のイメージが間違っていたのだと気付いた。「朔月(新月)」「二日月」「三日月」と続いて、以降「上弦の月」までを「夕月」と呼ぶようだ。
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少し前にFBで加川良さんの「あした天気になあれ」という曲が "Ol' '55" という曲に似ているという話題があって、youtubeで観ていると、furyou kagawa さんがアップされている動画の写真が、六甲山や明石海峡大橋・鳴門の渦潮など美しいものばかりである中でも、見たことがある写真に注目した。どうも芦屋浜~深江浜間の橋(自分では深江浜のベタ踏み坂と呼んでいるw)だと気付いた。どこのアングルからの撮影だろうと思って一度浜まで行ってみたのだが少し違う。この日の午前中、芦屋浜と南芦屋浜を結ぶ一番東の橋「浜風大橋」 に行ってみたら、かなり近いアングルだったので、撮ってみた。
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かなり近いが、動画からキャプチャーした下の画像とは少し違うなあ。ひょっとしたら船の中から撮影したのかもと思ったが、船を持たない身には確かめようがない。「大暑」の暑さに早々に退散したが、また涼しくなってから陸地のどこかを再探索してみようと思ったことだよ。
youtube からキャプチャーしたもの。センスの良さを感じるなあ。
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加川良さん「あした天気になあれ」(by furyou kagawa)
https://www.youtube.com/watch?v=Ump0egJflHE

愚にもつかないことをしながら、暑い日々が過ぎていく。体重も5kg減から先はなかなか進まないが、せっかくの機会だし汗をかく季節に乗じて、もう少し頑張ってみようかな、と思っている。

ベランダのゴーヤの棚が今朝見ると傾いていた。どうも左に生ったものの重みのせいだったようだ。いい加減に縛っていたからだが、前より大きなものが出来るようになったと喜ぶべき?去年は一つだけだったのに今年はもう三つめなので、遅々とした進歩はあるようだ、と苦瓜ならぬ苦笑い。
0714 ちっちゃ。
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0719 まあまあの大きさ?
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0727 でもまだまだだね。
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0722 和歌山地道な旅vol.2(九度山[真田庵]) [旅日記]

南海高野線「九度山」駅。
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この日も暑かったのでこのまま帰ってもいいかな、という気分であったが、せっかく泊まったのでどこかと考えてR24のバイパス(京奈和道)を通って高野山に行くことにした。ブログを書いているということは、こういう時に若干背中を押してくれる気がする。それだけでもブログを書く意味はあるのかも(笑)。

高野山には何年か前に行っていたので、今回はその麓の「九度山」までとりあえず行ってみようと思った。大河ドラマ『真田丸』が放映されたのは、ずいぶん前のような気がしたが去年だった。京奈和道の和歌山区間が全線開通したのはこの3月らしいが、開通した岩出根来IC - 和歌山JCT間は実質有料(阪和道にしか繋がってないため)なので、私のような「地道」ファンには恩恵はなかった。

それでも市内から程なくバイパスに入れるので便利であることはいうまでもない。高野口ICから南下するとすぐ(10時ごろ)南海高野線の九度山駅付近にに行き着いた。
駐車場が分からずウロウロした時に通った「玉川峡」。
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その後、最初に通ったときに「真田庵入り口」の看板がある所の反対車線に町の臨時無料駐車場があるのを発見。ここに停めれば九度山の「まちなか」はほぼ回れる。少し離れた紀ノ川沿いに道の駅「柿の郷くどやま」があり、そこから歩くことも出来る。それではまちなか散歩を。
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「真田庵」。「善名称院」という、真田幸村父子の屋敷跡に建てられたお寺。
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「真田古墳」。この穴の向こうは大坂城に続いていて、かつて真田幸村がこの抜け穴を使って戦場へ出向いた、という伝説が残っているそうだが、実際は4世紀頃の古墳らしい。
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「真田庵」の横にある蕎麦処「幸村庵」で蕎麦をいただく。
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店内に懸けてあった「真田十勇士」の扁額。
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最後に少し坂を上ったところにある「九度山」駅へ。なんせ暑くてへばってしまった。
その一方で涼しい顔の山ガール。高野山まで登るのかな。
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「九度山」駅。「撮り鉄」と化して電車を撮る。
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帰りに道の駅に立ち寄る。「世界遺産情報センター」や「産直市場よってって」などがあり、充実の駅であった。
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前日からの疲れもあったので、他にも見どころはあったが帰ることにした。熱中症になっては元も子もないからね(と言い訳三昧)。今回は二つの無料区間を通って、通行料420円。ガソリン代と合わせて4000円を切るという、総走行300kmの格安旅が出来たのは収穫であった。まあ、財布に余裕のある方々は真似しない方がいいかもだけど。近畿の中では奥深い地域と思われていた和歌山が、ずいぶん近くなったなあという印象が、前の熊野への旅と併せて強くなってきたのを感じた。

帰りも立ち寄った淡輪の道の駅。明石海峡大橋がかすかに見えた。また空気が澄んでいるときに是非来たいものだ、と思ったことだよ。
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今回の戦利品。
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おまけで、帰った夜見た芦屋浜の花火。相変わらずうまく撮れないなあ。
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和歌山地道な旅vol.1はこちら
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0721 和歌山地道な旅vol.1(和歌山城) [旅日記]

淡輪の道の駅から見た淡路島。
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酷暑が始まり家にこもりたくなる季節であるが、こんな時こそ活動しなくては、と朝九時ごろ家を出た。是非ここに行きたいというのがなかったので、ガソリンを入れながら考えて、先日熊野に行ったときに和歌山を素通りしたので行ってみようと思った。京奈和道の和歌山区間が全線開通したという情報もあったので、うまく活用したら安く行けるかなという気持ちも漠然とあった。和歌山県には何度か行っているが、和歌山市は通り過ぎるだけで和歌山城も行ったことがなかった気がする(私の記憶によれば、というのは最近の国会答弁みたいだけど)。

なんせ、できるだけ地道でと考えて、R43~阪神高速17号線(210円)~府道29を南下、とここまではよく通るルート。府道29は堺から湾岸線の下を通っており、まあまあ快適な道である。りんくうタウンまで続いているようなので、行ける所まで行って後は阪和道かな、と思っていた。りんくうタウンを過ぎたあたりで府道63に名前が変わり、道なりに阪和道の泉南ICに向かっていると途中に第二阪和道との交差点が。和歌山まで30キロを切っていたので、いっそ地道でと入ったら、快適なバイパス道だった。このまま和歌山駅のすぐ近くまで行けたのだった。

途中の淡輪(たんのわ)ランプに道の駅「みさき 夢灯台」があったので入ってみた。新しく出来た施設なのできれいで、広い休憩スペースやファーマーズ・マーケットもあり、野菜や果物・海産物がたくさん置いてあった。ここまで90kmなので、買い物に来るのもありかなと思った。展望台からは淡路島・明石海峡大橋・神戸や六甲山まで見渡せたが、あともう一階分高ければもっと景色が素晴らしいのになあ、と思ったことだよ。当たり前のことだが、私達が神戸側から晴れた日には対岸に泉南が見えるなあ、と思って暮らしているのとは逆に、泉南の人たちはこの情景を日々見て暮らしているんだと思った。
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さて、和歌山ラーメンを食べるために先を急ぐ。1時ごろ和歌山市内に入ったので、ラーメン店を検索してみた。最初に見た二つが夜しか営業してなくて、「和歌山ってそうなのか」と思ったが、たまたまだったようだ。駅前の方に移動すると最初に見つけたのが有名店の「井出商店」だった。駐車場もあるが小さな店で、いつもは行列が出来るらしいがこの日はすんなり入れた。メニューは中華そばと早寿司だけといたってシンプルであり、行列が出来ても回転は早そうだ。神戸の丸高さんより少し塩味が濃い目だったが、よく似た味で美味しかった。
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昼食後和歌山城へ。和歌山城も来た記憶がないんだよね。ん十年前の記憶なんてあてにならないけど。御三家の一つ紀伊55万石の城なのに、といっても残りの2つもあまり見た覚えはない。和歌山大空襲で焼失し、鉄筋コンクリートによる再建らしいが、図面を元に再現してあるので、「連立式天守」の構造がよく分かって面白かった。これ以上は知識が追いつかないので写真をいくつか。
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二の丸と西の丸をつなげる傾斜のある珍しい橋「御橋廊下」。窓から外の景色が見える。
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「裏坂」の上り口にある木の根っこ。階段をよじ登る小人に見える。
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「二の丸庭園」から見た「大天守」と「小天守」。
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石垣は時代によって「野面積み」「打込みハギ」「切込みハギ」の三種類あるらしいが。
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4時ごろ宿に入り、一休みした後「京橋」のあたりを散策する。
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この辺りは昔はもっと段差があったという説明があったような(ブラタモリでやるかな)。

夕食は「ぶらくり丁大通り」の「千里十里」というお魚を食べさせる店で。
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なかなかリーズナブルに美味しい魚を頂いた(写真なしw)。
日帰りでもいいかと思っていたが、宿も安かったし、地道にしたおかげで十分ペイできたので泊まってよかった(と思うことにしよう)。

和歌山地道な旅vol.2 はこちら
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Summer Wages(夏の給料) [私の好きな20世紀の唄たち]vol.59 [20世紀の歌Ⅱ]

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Summer Wages(夏の給料)
Written by Ian Tyson

暑い夏に突入したので夏の歌を、といっても題名に "Summer" がついているというだけなのだが(笑)。イアンとシルビアの71年のアルバム "Ian & Sylvia" に入っているこの歌を初めて聴いたのは学生の頃だっただろうか。ブルーグラスの75年の名盤 "J.D. Crowe And the New South" (日本盤では "Old Home Place" )にも入っていて、当時よく聴いたが、どちらが先だったのかはよく覚えていない。どちらのLPも貧しい学生時代だったにも関わらず買っていたのにはびっくり。イアンとシルビアは名前だけ知っていたのに音源は手に入らず、珍しく日本盤で出たので買ったのだろう。

聴いてみるとフォークというイメージからは遠く、カントリー(ロック)のサウンドだったので、はじめはちょっとがっかりしていたような気がする。トニー・ライスのしっとりとしたリズムと歌いぶりと、イアンのややアップテンポなサウンドのどちらもいいのだが、自分で歌おうとするとどちらにしようかと迷って現在に至っている。
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あとナンシー・グリフィスの「遠い声」シリーズでも取り上げられていたので、評価を新たにしたというのもあった。あの2枚のアルバムは「ナンシーが選んだ」というのでもう一度原曲を聴くという風に、私にとってのバイブルでもあるのだったよ。
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さて歌の内容であるが、題名は訳すと「夏の給料」というおよそ歌の題材になりそうにないものである。夏の給料は海山に遊びに行ったり、飲んだり食べたりで浪費し、すっからかんになってしまうというのは分からないでもないが、ちょっと日本人の感性にはない発想のように思われる。"Wage" はサラリーと違って日雇いの賃金というニュアンスが強いので、「その日暮し」のイメージがより強いのかもしれない。イアンはユーモアも交えて、「人生はギャンブルのようなもので、欲をかいて分不相応な賭けに出ると、全てを失うことになる」と警告している。
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バンクーバーも都会だと思うが、カナダの人々にとってはトロントあたりの方が大都会と感じるのだろうか。愛する彼女をバンクーバーに残して都会に出て一旗あげようとしたが、うまくいかず、失意の中彼女のいる故郷に帰ろうとしている。だがその彼女も自分を待つことなく、他の男の元に去っていってしまっているだろう。自分に残っているのは素晴らしい女性だった彼女との思い出だけだ…。

youtubeは話題にした三つを
Summer Wages : J.D. Crowe And The New South
https://www.youtube.com/watch?v=e97jkyXjpSs
Summer Wages / Ian and Sylvia
https://www.youtube.com/watch?v=kXyjv9VlgPo
Nanci Griffith & Tom Russell - "Summer Wages"
https://www.youtube.com/watch?v=tMizaxpZrTk

Summer Wages [夏の給料](大意。原詩は検索してみてください。)

ディーラーと勝負している時は17でカードを引いちゃダメだ
お前にオッズが上積みされないことは分かっているだろう
お前のダチたちが彼女を狙っている時に
お前の彼女を一人で放っておいちゃダメだ
歳月は夏の給料みたいに賭けられ失われていくのさ

俺たちはバンクーバーに行き着くまでフラフラうろつきまわる
愛する彼女はあの街に住んでいる
彼女と別れてからもう六ヶ月かそれ以上になる
彼女もまた夏の給料のようにどこかへ去っていってしまうだろう

**
ビールを飲ませる居酒屋は大通りに立ち並び
季節の移ろいの中で見る夢は店の床にこぼれて消えていく
大きな木のカウンターもやがて朽ちていくのを待つだけで
ばくち打ち達がドアの傍で注意深くカモを探している

俺は滑りやすい都会の靴のまま引き舟に乗って働く
もうこんな仕事はやめようと思い決めたはずだったのに
灰色の霧が立ち込め大きな杉の木立が見つめる海峡を通り
俺は夏の給料みたいに遠いところに消え去るだろう

彼女は素敵な女だがまた探そうとは思っていない
二人の作った素晴らしい思い出が残っているから 
思い出は決して変わることなく俺の心の中にしまってある
俺は賭けを続け俺の夏の給料を使い果たしてしまう

歳月はは夏の給料みたいに賭けられ失われていくもの



遠い声II


J.D. Crowe & The New South


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映画『セールスマン』@神戸シネリーブル [映画]

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『セールスマン』は、アスガル・ファルハーディー監督・脚本による2016年のイラン・フランスドラマ映画英語版)である。第69回カンヌ国際映画祭で男優賞・脚本賞を獲得し、更に第89回アカデミー賞では外国語映画賞を獲得した映画ということで興味を持っていた。また、トランプ大統領がイスラム圏7カ国の人々にアメリカへの入国制限を敷いたことに対する抗議としてアカデミー授賞式をボイコットしたということでも話題になっていた。もちろん、主演のタラネ・アリシュスティが超美しいと評判だったのもあったけど(笑)。
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6月に三宮のミント神戸でやっていたので、行こうと思っているうちに終了してしまっていた。シネリーブル梅田でやっていたので、神戸にもそのうち来るだろうと思っていたら、案の定来たので行ってみた。

物語の主人公の夫婦は小さな劇団に所属し、アーサー・ミラーの戯曲「セールスマンの死」の舞台に出演中である。ずさんな建築工事のため住んでいたアパートが壊れ、急遽引っ越すのだが、そのアパートで夫の不在中に妻が何者かに襲われ、ひどい怪我を負う。妻は心の傷を負い、ひどく怖れるが、その一方で事件を表ざたにすることも嫌がって警察に通報することも拒否する。夫はそんな妻を気遣いながらも、犯人を探し出すのを嫌がったり、昼は独りになるのを怖がり、夜は一緒の部屋で休むのを嫌がる妻の態度に苛立ちを募らせていく…。
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イランの映画ということで、イスラム的な何かが描かれているのかな、と思って観ていたが、そういうことはほとんど感じられなかった。一つあるとすれば何者かに襲われたという設定なのに、その場面は露骨に描写されることなく進行していったことぐらいだろうか。それは現代イラン映画の検閲の限界ギリギリということでもあるだろうが、そのことによって却ってドラマのサスペンス性をより強める効果もあるように感じられた。急速な都市の近代化の歪みや、事件の起こった背景、事件の後の夫婦の感情のずれ、誰(何)が正しく誰(何)が間違っているのか、観客は自分の頭の中で問いかけに応えようとしていく。
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主演のお二人をはじめ、役者さんたちの達者な演技のおかげで、私も登場人物の全てに疑いの目を持ち、共感もし、引き込まれていったのは、この映画のすごさなのかなと思われた。標題の「ザ・セールスマン」及び主人公達が演じている「セールスマンの死」との重ねあいの部分については正直よく分からなかった。演劇で取り上げられている「競争社会の問題、親子の断絶、家庭の崩壊、若者の挫折感など、第二次世界大戦後に顕著になりだしたアメリカ社会」(wiki)の問題が、現代のイランでも起こっているということを暗示しているのだろうか。事件を乗り越えたかに見える夫婦が、再び劇中の老夫婦のメイクをする最後の場面が、我々に何かを問いかけていることだけは確かなようだ。
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0715 「湊川隧道」の一般公開@神戸市兵庫区湊川町 [日々の散策]

「湊川隧道」。下の水路が「新湊川トンネル」。
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この二月にブラタモリで神戸をやっていて、神戸と兵庫が天井川である「湊川」で隔てられていたが、東西に道を通すために日本初の近代河川トンネル「湊川隧道」を造り、「湊川」を削ったあとが「新開地」という繁華街になったことを知った。新湊川トンネルの完成後は近代化遺産・土木遺産として保存され、月一回公開していると聞いて、いつか行ってみたいと思っていた。

一般公開にあたりミニ・コンサートもあるというのでそれも楽しみであった。この日の出演は5月の「新開地音楽祭」にも出ていらっしゃった "Sunset Celebration" という男女のデュオで、70年代のアメリカンロック、ジャズ&ブルースを演るということであった。入場無料と書いてあったので、例によって入れなかったら仕方ないというスタンスで、1時過ぎに会場入り口に着いた。
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ゲートを入るとゆるい下り坂でいきなり空気がひんやりと感じられた。寒いので上着を持参とも書いてあったので持っていったが、さすがに外は33℃の猛暑だったので、それは必要なかったが、20℃ちょっとということなので、相当涼しいには違いなかった。トンネルの煉瓦の壁は厚みが70cmあるということで、100年経ってもびくともしないということであった。手抜き工事の多い昨今を考えると、先人達の誠実な作業ぶりがうかがえて頭が下がる思いがした。
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ところどころ水が落ちてくるので、床は滑りやすかったと思う。コンサート会場に行くと、100席余りある座席はちょうど満杯で、その後ろに立つことが出来た。その後も後ろからお客さんが数十人詰め掛けて来ていた。やはり1時前に来て並ぶべきだったかと少し思ったことだよ(笑)。初めに主催者である「湊川隧道保存友の会」の方による隧道の説明があった。
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続いてコンサートが始まったが、何しろ一番後ろの方なので演奏者の姿は小さく見えるだけだった。かろうじて持参のカメラの望遠で姿を見ることができた。このバンドは「同級生Duoで、活動13年目、還暦を過ぎますます円熟味を増したハーモニーを…。」とのことでほぼ自分と同年代であり、「お互い頑張っているなあ」という思いで見ることができた。
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トンネル内は相当の湿度なので楽器は大変だろうな、と余計な心配もしたが、音の反響が独特で、彼らのスキャットを多用したボーカルに効果を与えているように感じられた。少し録音したが勝手にあげるのもなんなので、youtube に上がっているものを引用しておきます。
Zoot Suit Stomp / Sunset Celebration
https://www.youtube.com/watch?v=E1erdVC_J10

後で新開地界隈をブラホボリしようかなと思っていたが、あまりの暑さにいともたやすく断念し、退散したのであったよ。
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次は8月19日(土)らしいので興味を持たれた方は涼みがてら行かれるとよいと思ふ。下にリンクを張っておきます。

【湊川隧道の一般公開日】





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0713 「小暑」の日々 [日々の散策]

「小暑」の頃の雲。すっかり夏である。
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「こよみのページ」によると「小暑(しょうしょ)」は7/7~7/22とあり、13日はちょうど中日である。「梅雨明けが近く、本格的な暑さが始まる頃。集中豪雨のシーズン。蓮の花が咲き、蝉の合唱が始まる頃である。」ともあり、このところの各地の集中豪雨も、ここまでひどくはないにしても、以前からそうだったんだなあ、と改めて思う。だからといって温暖化が無視できないほど進行しているのも、もう一方の事実だろうが。

ひーさんという方が「神戸・昼から散歩」というブログで東灘周辺のことを書いていらっしゃるので時々覗いていて、宝島池の記事があったので読むと、前に見た「バン」に更に子が生まれているらしい。この日ちょっと見に行ってきた。朝10時過ぎに訪れてみると時間が遅いせいか何も見えなかった。葦がすっかり伸び繁っていた。
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出直そうと思いながらしばらくうろついていると、バンの子が姿を現した。
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薄茶色の羽のものは少し前に生まれた子で、
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この黒い羽の子がが新たに生まれた子らしい。
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そしてこれが成鳥(親鳥)。
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ひーさんによると、バンは先に生まれた子(兄姉)が新たに生まれた子(弟・妹)の世話を手伝うらしい。1シーズンに何度も子を産むからなのだろうか。
3世代勢ぞろい。
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夕方5時過ぎにもう一度池に行くと、午前中は見えなかったカルガモが集団でいた。
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ひょっとしたら0518(記事はこちら) ・0605(記事はこちら)に観た子ガルが成長したものかもしれない。もう親鳥と区別がつかないなあ。
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おまけで、「小暑」の頃のベランダの花たち。
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Ol' '55 [私の好きな20世紀の唄たち]vol.58 [20世紀の歌Ⅱ]

Ol' '55(55年型のビュイック・ロードマスター)
written by Tom Waits
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私がこの歌を初めて聴いたのはたぶん The Eagles の "On the Border"('74)だったろうと思うが、割と流して聴いていたのでそれほど印象は強くなかったように記憶している。むしろイギリスのフォークロックグループ Fairport Convention からソロになったIan Matthews の "Some Days You Eat The Bear And Some Days The Bear Eats You" ('74)(長い題名だが、名盤だと自分的には思っている)の方がよく聴いたので印象が強い。何しろ一曲目だったからCDをかけると真っ先に耳に飛び込んでくるものね(笑)。
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いずれにしても、いい曲だとは思いながら自分で歌おうとは思わなかったからか、トム・ウェイツというクレジットは認めていてもあまり気には留めていなかった(トムのものは "Closing Time"['73]所収)。"Wreck Of Old 97" という鉄道事故を歌った歌があったので、そんなものかなと思っていたがとんだ間違いであった(笑)。Ol' '55というのは55年型のビュイック・ロードマスターという車で、当時の彼の愛車だったようだ。アメリカンミュージックの系譜的に見ると、500 miles などの Train Song の系列になるのかなとも思われる。鉄道が衰退した後は、"Truck Drivin' Man"などの自動車に取って代わり、やがて "Silver Wings " などの飛行機が現れるという具合だろうか。
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トムは高校を中退してピザ屋の店員として働きながら作詞作曲を始めたようだが、そんな彼の愛車は125ドル程度で買えるこれらの中古車だった。お金がなかったということもあっただろうが、彼は二十年近く前のこれらの車を愛した。まるで自分の分身ででもあるかのように。最新型の無機質な車と違ってどこか人間味のある「手ざわり」のようなものに愛着を感じるというのは何か分かるような気がする。前にイーグルスの「ならず者」について書いた時に、70年代は「個の時代・あるいは内向の時代」だと言ったが、極めて個人的な「手ざわり」のようなものから世界とのつながりを確かめたいという点で、「ならず者」とも共通する感性があるような気がする。

歌に出てくるフリーウェイも今のインターステートよりは「ルート66」のような少し古いけど手ざわりの感じられる道の方が相応しい。この歌をしっかり歌えるようにして、あの「ルート66」をのんびり走りながら口ずさんでみたいと思ったことだ。長い間心の片隅にこびりついていた歌だったが、最近FB上で話題になっていたので、取り上げてみようと思い立った。おかげでたまっていた心の澱が少し取り払われたような気がした。

youtubeは一番好きなイアンのものから
Ian Matthews - Ol 55
https://www.youtube.com/watch?v=iQKia76QGYU
Tom Waits Ol '55
https://www.youtube.com/watch?v=PejBkU4-1fk
The Eagles - Ol' 55
https://www.youtube.com/watch?v=ba7iCo6CQwM

Ol' '55 (大意。原詩は検索してみてください)

時間があっという間に過ぎて
俺は急いで愛車 ol' 55 に乗り込んだ
車が走り出す時とても神聖な気分になり
生きているという実感が湧いてくる

**
今まさに日が昇ろうとして
俺は幸運の女神とともに車を走らせている
フリーウェイには車やトラックが集まり
星たちは次第に光を失っていく
俺はパレードの先頭を走りながら
もう少しこうしていたいと願う
この感情の高まりは俺にしか分からない

ふと気がつくとすっかり夜が明けてしまっていて
もう家に帰らなければならない
周りの車は俺を追い越し、トラックはパッシングしてくる
俺はお前のこの場所から家に向かって走る

車やトラックのひしめくフリーウェイを…
幸運の女神とともに…


Some Days You Eat The Bear - Factory Sample


Closing Time


On the Border


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0708 HOBO & SADAO OHYA w/AKIRA YOSHIKAWA@神戸シルクロード [バンド]

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元町の喫茶店「シルクロード」には何度かジャム会でお世話になっていましたが、単独ライブは初めてでした。アビリーンのライブが3ヶ月近く空くということもあって、七夕の翌日のこの日ライブさせていただけることになりました。
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ずっとトリオでやっていましたが、今回はバンジョーも少し入るといいかなと思い、ゲストに村田裕保君をお願いすることにしました。出演を依頼したときは「いいよ」とのことだったので、あとで入院中だったと聞いてびっくり。一時は厳しい状態だったようですが、回復されてリハビリ中とのことで、外出帰宅されたときに二回ばかりやり取りをして、今回のライブに臨みました。お互いいつどうなるか分からない年代ですので、日々を大切に過ごしたいものだ、とつくづく思ったことだよ。
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3時開始と昼間のライブだったので、最近どうも完全夜型になっているらしいフィドルの大矢君には、ちょっと厳しいタイムテーブルだったようです。初めてのお店ということもあり、リズムとか合いにくかったりしましたが、たっぷり2ステージこなしました。ただ、1ステージ10曲というのはやはり多すぎるな、と反省しきりです(汗)。"Stand By Me" のバックコーラスをお客さんにやっていただくという目論見でしたが、用意していたコーラス譜? がコピペの失敗で使いものにならず、「口移し」でやりました。皆さん頑張って歌っていただいたのでよかったです。
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村田君もあと一週間ぐらいで退院できそうなので一安心ですね。また元気にバンジョーを弾く姿が見られるのではないでしょうか。マスターからはまた秋口にでもと声を掛けていただいたので、9月ぐらいにまたお目見えすることがあるやも知れません。毎回いろいろなゲストに来ていただくというのも、また考えたいと思っていますので、こんなバンドですがちょっと弾いたろうという方がおられたら、よろしくお願いします。今回観に来てくださった方々には本当に有難うございました。
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Set List

I Needed You (D)
Charmain (A) 
https://www.youtube.com/watch?v=1GtmA-cX7gc
By The Time I Get To Phoenix (E)
Puff (A) 
IT'S A SIN TO TELL A LIE (C)
Someday Soon (A) 吉川君ちょいコーラス
(with Banjo)
GENTLE ON MY MIND (E)
SILVER WINGS (E) 村田君コーラス参加

Age (E)
Rolling My Sweet Baby's Arms (A)

I Saw Your Face In The Moon (D)
Faded Love (D)
House Of The Rising Sun (Em) フィドルこの頃覚醒!

どうにかなるさ(C)
A Can't Help It (D) 訳詞してみました

Stand By Me (F)

Pallet On Your Floor (G)
(with Banjo)
Last Thing On My Mind (D)
Mr. Bojangles (F)
Washigton County/ Just Because (A)

I SHALL BE RELEASED (G)

前回のレポートはこちら

『ベルギー奇想の系譜展』@兵庫県立美術館 [展覧会]

ベルギー奇想の系譜展』
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「怖いの?楽しいの?不思議なの?」のキャッチフレーズでwebを賑わしていたので興味は持っていた。あと一週間と知って土曜日の午後観に行って来た。平日に行けば良かったが、あれこれ些事があったので。土曜日は8時まで延長しているせいか、お客さんも多かった。
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ベルギーという国はビールで有名としか知らなかったが、今回少し調べてオランダ王国が二分して出来た国だということぐらいは分かった。このあたりの歴史はハプスブルグ家がどうのこうので、いろいろ変遷しているので高校の世界史のかすかな知識では把握できないなあ。オランダがプロテスタントの国でキリシタン弾圧後も日本と通商できたというのは、少し前に読んだキリシタン弾圧の歴史を書いた本で知ったが、ベルギーはカトリックの国だったんだと知った。
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中世末期に現れたヒエロニムス・ボスの描く悪魔や怪物のような「幻想絵画」「奇想画」の系譜が近現代の「象徴主義」「シュルレアリスム」に連綿と繋がっている様をたどることが出来た。ただ絵によっては非常に小さくて細かく、顔を近づけたら係員から「帽子は後ろ向きに、顔を近づけすぎないように」と注意された。地獄図などの小さな絵はどこに飾られているんだろうと不思議だった。もしリビング寝室に飾られているのだったら、食事も喉を通らないだろうし、悪夢にうなされて眠れないのではないか、と思ったことだよ。
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カトリックでは「七つの大罪」というものがあり、それは「暴食」「色欲」「強欲」「憤怒」「怠惰」「傲慢」「嫉妬」というそうだ。それぞれのテーマに沿った絵もあったが、なにか仏教の地獄図と通底するところがあるように思われた。それはイスラムでも同じなんだろうな、と思った。人間の生き方にはそれほど大きな差があるようにも思われないから。それなのに、少しの違いが重大な違いのように解釈されて、宗教戦争のようなものが未だに続いているのは哀しいことだな、とも思ったことだ。
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というわけで、門外漢が観てもあまり理解できなかったかもしれない展覧会であったが、絵そのものからは少しはずれた「人間の営み」について考えさせられるところの多い展覧会であった。今週末で終わるようだが、7月15日から東京のBunkamura ザ・ミュージアムで開催されるらしいので、興味のある方は、東京に行かれたついでに観るのもよいかも知れない(笑)。
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0630 水無月祓の「茅の輪くぐり」@綱敷天満神社(石屋川) [日々の雑感]

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水無月祓については何度か書いたので改めて繰り返さないが、今日たまたま家人が病院に行かなくてよい日だったので、六甲のベトナム料理店「クアン・アンゴン (Quan An Ngon)」に昼を食べに行った。
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少し前に「茅の輪くぐり」が話題になっていたので、その帰りに思い出して綱敷天満神社に立ち寄ってみた。あいにくの雨で人出は少なかった(行事は夕方かも)が、「茅の輪」はしっかりとしたものが出来ていた。作法どおり茅の輪をくぐってお参りしてきた。旧暦でやっているところもあるので、神社によっては7月に実施するところもあるようだ。
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このところ夜の食事を控えめに摂るようにして、4kg ほど減量できたので続けようと思っているが、やはり時には夜食べて飲んで寝るということをしてしまうと、てきめん体重が戻ってしまう。危ない危ない。このときふと思いついて、帰ってから過去の健康診断のデータを探してみた。

恥ずかしくて公表も出来ないが、減量した今の体重は退職時のものとほぼ同じだった(汗)。更に遡って20年前は5・6kg軽かったから、そこぐらいまでは減らせるのかなと思ったが、ここからの道は遠そうでもあるなあ。でも食事を減らすのにはお金もかからないし、健康にもいいのだから頑張ってみよう、とこの半年の穢れを祓い落とす=「茅の輪くぐり」をした身で思ったことだったよ。

ベランダの花たち。
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<追記>この日TVを観ていたら、何度か「ハーフタイムデー」( Half Time Day)という言葉を発していた。調べてみると二三年前に制定されたとあったので、ハッピーフライデーと同じく消費活性化の一環で作られた造語なのかもしれないが、わざわざ作らなくても古式豊かな「水無月祓」を流布させればいいのにと思ったことだよ。

本日「夏至」
「夏越祓(茅の輪くぐり)」

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神戸ホンキートンク7月のスケジュールetc. [バンド]

今年はゴーヤもアサガオも早い。
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今年はゴーヤの観察日記をつけ忘れていたけど、どうも4月19日に苗を植えたらしい。
年々植えるのが早くなっているのは、進歩の表れなのかな?
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さて、今月の自分のライブですが、

7月8日(土)
HOBO & SADAO OHYA w/AKIRA YOSHIKAWA @神戸シルクロード 15:00 スタートです
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シルクロードはジャム会で何度かお世話になりましたが、ライブは初めてです。JR元町からすぐですので、南京町や元町商店街をぶらりとした後でお立ち寄りください。
今回はBJの村田君がゲストで参加してくれるので、よりバラエティに富んだステージになりそう。
最近凝っている一人コーラスでLast Thing On My mind


神戸シルクロード
Tel 078-371-6747
神戸市中央区北長狭通5丁目1-13
JR元町駅 西口北側階段上がり ローソン横を北へ一筋、東南角。徒歩4分
お店の周りにはコインパーキングもたくさんあります。
http://blog.livedoor.jp/silkroadkobe/


7月16日(日)
  HOBO & New Bohemians @神戸ホンキートンク 19:30 スタートです
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2ヶ月に一度日曜日の夜にやっているブルーグラスバンドです。普段のホンキーより
早めにスタートしますのでよろしくお願いします。


神戸ホンキートンク7月のスケジュールがFBにアップされたので転載します。

神戸ホンキートンク
神戸市中央区加納町2-2-2
Tel:078-241-2161
ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/mutsuko_2005_7_9_0423
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神戸ホンキートンク7月のスケジュール
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クリックすると少し大きくなります)

また門戸厄神の「壱服庵」でも週末限定でライブをやっています。次々と新しいバンドが。
壱服庵
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7月イヴェント予定
http://ippuku-an.at.webry.info/201706/article_2.html

ホームセンターコーナンから見た夏至の夕景。
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それでは、今月もよろしくお願いいたします。
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0623 布引の滝~ハーブ園@ 新神戸 [山歩き]

布引ハーブ園「風の丘中間駅」の上より神戸の街を望む。
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この日は暑くなるとの予報だったが、週末は雨との予報もあったので、少しばかり山歩きをしようと思い立った。前回「布引滝~TWENTY CROSS」と歩いたのは14年の秋だったから、もう三年前になる。月日の経つのは早いものだ。今回は布引ダムからハーブ園のほうに回り、散策してまた歩いて下りようという目算であったが…。

周辺のPを探して、熊内一丁目の下にある1h100円のパーキングに停めることにした。せいぜい4時間もあれば還ってこれると思っていたが。
1015 新神戸駅へ。
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途中の道でコンビニを探したがないので駅の2階に。お弁当は「六甲山縦走弁当」などいろいろあったが、迷った末奥のコンビニでおにぎりとお茶を買う(笑)。登山道に入ってすぐの公園でいきなりおにぎりを食べ(朝を食べてなかった)、いざ布引の滝へ。
まず「雌滝」。
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次いで「雄滝」。二段の滝になっている。
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一の滝(左)と二の滝(右)。
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近くの学校の生徒達が遠足に来ていた。
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少し登った道の途中から。やはり美しい滝だ。
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1110 みはらし展望台からの景色。ここで引き返す人もいる。
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途中の道から「夢風船」が見えた。なぜかうれしくて何枚も撮る。子供やね。
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「猿のかずら橋」。名前とはうらはらに鉄橋に蔓を巻いてあるのみ。
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1135 前には見なかった滝を発見。
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「五本松かくれ滝」といって、ダムがオーバーフローした時だけ流れる滝のようだ。前々日の雨の影響かな。なかなか立派に見える滝だが、今回見れたのはラッキーなのかも。
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紫陽花。
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1145 布引ダム(正しくは「布引五本松堰堤」到着。
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「布引断層」の看板があったがこれかな??
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ここからハーブ園に行く階段の道があったが、通りすがりのおじさんが、「もっと先にゆるい道があるよ」と教えてくれたのでそっちを選ぶ。1215 風の丘中間駅の裏手のゲートに到着。
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このハーブ園は出来た頃来た筈だがあまり歩き回った記憶がない。たぶん山頂駅までロープウェイで行って、付近をちょっと散策して帰ったのだろうな。全部回ると相当の坂道ウォーキングの覚悟が必要と思う。とりあえず山頂駅手前のラベンダー園を目指して歩きはじめた。ランダムに写真を並べる。
あちこちに自撮り用の台があったが、その中の一つ。
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KOBE NUNOBIKI HERB GARDEN と読める植え込み。長すぎるので一部カット。
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(他にも花はいろいろあったのに紫陽花ばかり選んでいるなあw )
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1255 ラベンダー園到着。
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M永さんのような写真家が格闘中(花を撮れよという声がw )。
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ここに至り、帰りも歩いてという思いは消え去り、グラスハウスを回って中間駅からロープウェイに乗ることに(笑)。この日はとにかく暑かったから、と言い訳しておこう。
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ガーデンテラスからの眺めは素晴らしかった。
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1340 中間駅到着。ここからの片道料金は700円なり。
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ロープウェイからの眺望は素晴らしかったので、いろんな意味で乗ってよかったと思ったことだよ。
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ロープウェイからも見えた滝。
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14時、麓に下りて山手幹線沿いのラーメン店「三九」で遅い昼食。以前の店から代替わりしていたが、福建出身の方がやっている店で美味しかった。
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普通ならこれでこの日は終わるところだが、夜にはいつもお世話になっている神戸ホンキートンクで大先輩のJOSH様のソロライブがあるので表敬訪問。来歴を語りながら、主に日本語(訳詩?)の歌をギター・バンジョーを駆使してのライブは素晴らしく、自分達だけが聴いているのはもったいないと思ったことだよ。
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今回写真が多くなってしまったが、これでもかなり削ったのでお許しあれ。


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